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zoom RSS カイガラムシは憎い奴・生態と対策

<<   作成日時 : 2007/05/25 15:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 53 / トラックバック 0 / コメント 2

水や肥料は足りていて、根腐れのようでもないのに、何となく植物の元気がない。そんなときは葉っぱをひっくり返し、幹や枝をよく観察してみて下さい。知らぬ間にカイガラムシが、あちこちくっついているかも知れません。
成虫は貝の殻を被ったような姿なのでこの名がついたわけですが、体色一つとっても褐色、黒、白など大変種類が多く、ワタフキカイガラムシ、コナガイガラムシ等、殻を被らないものまであります。また一部の例外を除き雑食性で、ほとんどの花木、観葉植物、洋ランについて樹液を吸う。
中には草花や宿根草につくものもあって、うちではマロウが、たぶんすす病を併発したんだと思いますが(ツノロウムシやルビーロウムシがつくとよく起こる)、真っ黒になったあげく枯れ死にしました。引っ込んだところに植えていたので、気づくのが遅れたんですね。もはやどうにもならない状態でした。。。(T_T)

画像

昨日の夕方撮ったばかりのミニバラ、ご近所から分けて頂いたもので品種はわかりません。(^^ゞ
フラッシュを使いたくなかったので、-7に露出補正して撮影。全体j的に暗くなるけど、雰囲気は出ますね。
他に赤やサーモンピンク、乳白色→薄緑に花色の変わるミニバラもあります。

うちの庭及び鉢植えで、カイガラムシの被害を受けた植物
花木 バラ、ツバキ、ピラカンサ
観葉植物 ベンジャミン、ホンコン他
洋ラン デンドロビューム
宿根草 マロウ

他によくつき易いのは
アジサイ、イチジク、ウメ、カエデ、サルスベリ、シャクナゲ、ボケ、マツ、ミカン、モモなど、樹木、花木、果樹の種類を問わず。
サボテン、エビネ、洋ランなどの温室植物。

カイガラムシの被害は主に樹液を吸われた事による枝枯れで、対策を怠っているうちに数が増えると、株そのものが枯れ死にしてしまいます。
早めに見つけて、吸汁被害を最小限に食い止める事が肝要。実は今の時期(5〜8月)が、カイガラムシの幼虫やオスを退治するチャンスなんですね。
殻を被っているのは大抵メスで、足がないため、一旦樹木などについたら死ぬまで動きません。卵から孵化すると幹や枝、葉裏などに移動して取りつき、硬い殻を被って成虫になります。後は一生、その場所で樹液を吸い続ける。
オスには翅があり、今からの時期、メスのついた樹木へ飛んできて交尾します。メスは動かないまま産卵→幼虫が孵化、というサイクルを繰り返すため、同じ木にどんどんカイガラムシの数が増えていくわけですね。
幼虫の間は移動できるので、近くにある木も被害の危険があります。

画像

アーチに絡ませたつるバラ、背景に見えるのは裏山の竹林です。これも品種名はわからず。小輪。
比較的遅咲きで、毎年必ず梅雨の最中に満開となり、ろくに鑑賞する間もなく傷んでしまう。(T_T)
従ってまだ蕾も硬い状態。これは去年か一昨年に撮ったもの。こう枝葉が混み合っていると、
病気や害虫の温床ですね。梯子を使わないと世話できないのでついサボリがち。(^^ゞ

さて肝心の、カイガラムシ駆除法ですが。
オスとメス、幼虫によってそれぞれ対策が異なります。

オス(5〜8月)
この時期にカイガラムシのついた樹木のまわりで、群がるように飛んでいる虫を見かけたら、それはオスの可能性が高い。「アクテリックス」という殺虫剤がよく効きます。水で説明書通りの濃度に薄め、直接散布するとよいでしょう。
メスは殻を被っているため、こうした薬剤はあまり効果がありません。
樹木を弱らせるのはメスですが、オスを駆除すると繁殖できないので、それ以上増えるのを防いでくれます。勿論これだけじゃダメ。繁殖を防いだうえで残ったメスを駆除すれば、毎年カイガラムシの被害に悩まされないで済みますね。
ただしなかなか、根絶するのは難しいですが・・・。(-_-)

幼虫(5〜8月)
当然同じ時期の対策になります。これにもアクテリックスが効く。
他にはスミチオン、カルホス、スプラサイド(各1000倍液)などの殺虫剤も有効。定着し易い幹や枝、葉裏に散布するとよいでしょう。

メス(通年)
これが一番厄介。殻を被らない種類なら、上記薬剤の散布で効くと思いますが。増えてからでは手間がかかるけど、薬剤を一切使わず、意外とあっさり駆除できる方法があります。「殻を被った成虫は動けない」性質を利用するんですね。
要するにひたすらこそぎ落とす(笑)。使わなくなった古い歯ブラシなどで、幹や枝についたカイガラムシをこすると、大して力を入れなくてもポロポロ落ちる。鉢植えの場合は株のまわりにティッシュなどを敷き、全部落としたら可燃ゴミに出すといいでしょう。地植えの場合はティッシュじゃ間に合わないけど、落ちたままにしておいても、動けない=樹液から栄養を摂取できないので、いずれ死んでしまいます。
葉裏についたものはその葉ごと取り除くか、数匹程度なら爪で剥がしても可。触るなんてイヤだと云う人もいるでしょうが、カイガラムシは一見虫っぽくないし、まったく動かないから私はわりと平気。
単純なだけに一番確実で、効果の期待できる駆除法です。

画像

ハーブのローズゼラニューム。今年は殊の他きれいに咲いたので、玄関先に置いてあります。
最近は「蚊よけ草」とかいう、何の色気もない名前で売り出されていますね。(^^ゞ
バラの匂いとは違う気がするけど、葉っぱをこすると爽やかないい匂いがします☆

石灰硫黄合剤(主に厳寒期、植物の生育期は避ける)
メスの駆除に効果のある薬剤、ただし使用には注意を要します。
まずアルカリ性が強いために、ほとんどの薬剤と混合できません。必ず単一で使用すること。また生育期にある植物はひどい薬害を起こすので、樹木が休眠、もしくはほとんど成長しない真冬に散布します。
石灰硫黄合剤はそもそも、病菌を直接殺してしまう効果のある殺菌剤。主成分の分解によって活性化された硫黄ができ、これがハダニやカイガラムシにも効くわけです。逆に云えばこれを用いる事で、樹木についた病菌も消毒できる。噴霧器を傷め易いそうなので、使用後はよく水洗いし、薬液が残らないようにして下さい。

要するに他の農薬より、毒性が強いんですね。
カイガラムシに効くと聞いて一応購入したんですが、厳寒期に散布するにせよ薬害が心配で、二の足を踏んだままはや3年。結局使っていません。(^^ゞ
強い殺菌効果がある事は知らなかったので、今年の冬にでも規定の濃度より薄くし(←小心者、笑)、一部の株に用いてみようとは思っていますが。。。同じ品種で何株かあるものなら、少なくとも全滅の恐れはないわけだし。
使用上の注意さえきっちり守れば、そう神経質になる必要もないと思うけど。
まあカイガラムシ退治には、こういう薬剤もありますよという事で。効果と薬害を踏まえたうえで、使うかどうか判断なさって下さい。m(__)m

なお薬剤やカイガラムシの種類等については、主婦の友社刊、上住泰著「病気と害虫退治」という本を参考にしました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はいはいっ!(挙手)
まもるさん、私、お正月にこの硫黄剤、バラに散布してみました。
枝は真っ白になるし、土にかかった部分も妙に変色して焦土のようで(しかも雨降っても薬は流れませんでした)内心失敗したか?!と思ったのですが。
暖かくなったら、どの株もちゃんと芽をだしてくれました。今のところ順調です。
ただ肝心のカイガラムシは張り付いたままでして(苦笑)
死骸のままカラだけが残っているのか、まだ生き延びているのかはよくわかりません。でもはがれやすくはなったから、やっぱり効いたのでしょうか。。。
ただバラの根本に棲みついているジグモは生き残っているんです(苦笑)
厳寒期だと、結果がすぐにみえないところが、すこし残念です。
よしこ
2007/05/29 15:45
おお、元気がよいですね☆(^O^)
そうですかー、大丈夫でしたかー。市販されているものだし、用法さえ守れば滅多な事はないだろうと思ってたけど・・・おかけで安心して使う事ができます。m(__)m
カイガラムシはたぶん、死んだままくっついてるんじゃないでしょうか?剥がすと跡が残るし、接着部が一体化してるのかも。
クモは他の殺虫剤でも効かなかったりしますよ。黒星病などへの効果はどうですか?別に殺菌剤を散布した場合は、どちらの効果かわかりにくいけど・・・あまり出てないんじゃないでしょうか。
まもる
2007/05/29 21:30

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