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help RSS 「モーターサイクル・ダイアリーズ」

<<   作成日時 : 2008/02/01 23:46   >>

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うーん、久しぶりにいい映画を見たなあッ♪
おすぎがめっちゃホメてたから、一度見てみたいと思ってたんだ。
(つまらない映画はつまんないっていう人なので信用している)
したら昨日、BS2で放送してました。
それに何しろ、チェ・ゲバラの若い頃の話だっていうし。
ご存知かと思いますがゲバラは、カストロとともに奇跡のキューバ革命を成し遂げた英雄です。共産主義国家というだけで、アメリカは目の仇にしてるけど。(実情がわからないので、私には何とも云えない)
チェ・ゲバラはなぜか、世界規模で根強い人気があるんだよねー。
んで私も、けっこーファンだったりします。イェッ!(^_^)v

「チェ」はスペイン語で「君」というイミで、ゲバラの愛称です。本名はエルネスト。この「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、ゲバラがまだ医大生だった頃(キューバ革命には最初、軍医の資格で加わった)、友人のアルベルトとともにバイクで南米大陸の国々を旅したとき、つけていた日記を映画化したもの。
タイトルのわりに彼らの愛車は、旅の半分も行かないうちにぶっ壊れてしまうけど。ほとんどヒッチハイクじゃねーの。(^^ゞ
何しろ道が悪いのとポンコツなのとで、しじゅうすっ転ぶわ頭から泥水の側溝に突っ込むわ、エンジンが動かなくなって延々押すハメになったり、真夜中にテントを強風で飛ばされたり・・・。スゴ過ぎ、若い頃じゃないとできねえ。(-_-)
行く先々でちよーしいい事云って、宿や食事や、バイクの修理代をタカろうとする駆け引きが楽しい♪特に大抵ヒドい目に遭うトコが。(笑)
その合間にポツポツと、いかにもゲバラらしいエピソードが挟まれていてね。喘息もちなのに並み外れた体力を発揮したり、お世話になった博士から自作小説の感想を訊かれて、アルベルトはソツなく誉めたのに
「使い古された陳腐な題材で、組み立ては稚拙、文章もひど過ぎる。本業に専念なさったほうがいいです」と、二度と立ち上がれなくなるくらい正直な意見をかなしそーに云ったりする。ううッ、そんなアナタが好き♪(T_T)(←なぜ泣く?)

印象的なシーンは、雲のたなびくマチュピチュの遺跡を見下ろすトコと、サン・パブロのハンセン病治療施設での最後の夜、患者の隔離施設がある対岸へ、夜の川を泳ぎ渡るところ。映画の全体は古びたトーンの映像で統一されているのに、そこだけすっごく鮮やかな感じがしました。
どんな垣根も作らずその懐へ飛び込んで、重症のハンセン病患者たちと心を通わせていく若きゲバラを見ると、キューバ革命の同志たちが彼を信頼したのも、いまなお世界中に心酔する人が絶えないのも、何か理由がわかりますね。アルベルトと別れて国に戻るとき、彼は「見過ごす事ができない」と云ったけど、そこにすべてが集約されてるんだろーな。きっと。
ハンセン病患者のシルビアが云ったように、「人生は苦痛でしかない」から。
私は大義などというものを信じないので、ゲバラが革命戦士などでなく医師になっていたら、名は残らなくてもずっと貧しい人のためになったろうに・・・なんて、思ったりするけど。ゲバラにはそれじゃ、足りなかったんだろうな。自分の何もかもを、掛け値なしに全部、貧しい人たちのために投げ出すのでなければ。
人間こうも不純物がないと・・・そのくせとゆーかだからというか、エネルギーは灼熱の溶鉱炉なみだし。運命だな、到底幸せな人生は送れん。(T_T)

旅先で出会う市井の人々や、貧しいインディオの人たちが皆、とてもいい顔をしていました。瞳の底に哀しみを湛えているんだけど、どこか逞しくて、大地にしっかり根を生やしている。昔のポートレートふうに、モノクロの映像で撮ったりしてね。
そーそー、テーマ音楽も何か、懐かしさを感じさせてよかった♪しかもゲバラ役の青年が、めっちゃイメージ通りというか、ハマッているんだよー。アルベルトも軽薄だが、みょーに味があってさ・・・。ううむ、話が尽きない。(-_-)
とにかく映画のよさを改めて認識させてくれる、どうせ金かけるなら、こーゆう映画を作れよッ!てな作品でした。
たぶんアルゼンチンで製作された映画。今のハリウッドに望むべくもなし。(笑)

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