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zoom RSS 実写版・宇宙戦艦ヤマトはアニメファンの期待に応えられたか?(4)

<<   作成日時 : 2010/12/27 22:39   >>

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実は先週の月曜日にもヤマトを観てきました。何と3回目です、やっほい♪(^^)v
それなのに今までで一番ガチ泣きした・・・。途中までは割と冷静に観られたんですけどね。あ、これは…スクリーンの中の世界にのめり込めないと、「何がいいのかわからない」状態になるんだな、というのも前列の客の反応でわかったし。前二回はどうやら、まわりのリアクションに気づく余裕などなかったらしいです。(笑)
それにしても毎回違うところで感動できるとは。ヤマト恐るべし!
サントラを聴きながらこれを書いているので、興奮のあまり暴走しやしないか甚だ心許ない状態ではありますが、頑張って今回こそヤマトに明け暮れたこの3週間を締めくくる記事にしたいと思います。
いやん!そう云ってるそばから、コスモゼロ発進のテーマ音楽ぅ〜♪(≧▽≦)

通しで読んで下さる方には恐縮ですが、念のためタイトルの「アニメファン」とは、ヤマト世代の一人である私自身であることを一言申し添えておきます。『実写版・宇宙戦艦ヤマト「SPACE BATTLESHIP ヤマト」はアニメファンの期待に応えられたか?』に詳しく書きましたので、興味のある方はどうぞ。

それではまず、ストーリーと脚本について。
私はとりあえず、「おれたちがすべきだったのは戦うことじゃない。愛し合うことだった」という展開にならなかっただけで満足というか、ホッと一安心でした。古代進がこのセリフを洩らしたシーンは、アニメのヤマトファンの間でも評価の分かれるところですが、放映当時中一だった私は、何の伏線もなくいきなり吐かれたこのセリフに戸惑うばかりで、共感以前にまず何が起こったのか理解できなかったし、大人になってからその違和感はいっそう強くなったと思います。だから少なくとも私にとっては、実写版でもし同じことをされていたら、これほど感動できる物語にはならなかったでしょう。
もっともガミラスやデスラー総統の設定をあれだけ大きく変更した以上、残すべきエピソードの枠から外れたのも自然な成り行きであったかも知れませんね。…どうなんだろう?果たして実際に、「戦いそのものの是非」をあえて問わないという選択があったのかな?設定の変更自体は視覚的な理由からのようで、アナログvsデジタル的な対比の意味合いも感じるけど、確かなのは結果的にであれ何であれ、そうすることによって、「ただ未来に希望をつなぐために」というこの映画のテーマがきっちりと焦点を結び、多くの観客の胸に響くものとして伝わったということです。
もうね…今回は一つ一つのセリフの重みや、何気ない仕草と眼差しに込められた切ない真情がひしひしと伝わってきて、カウンターパンチ食らいまくりでしたよ。何でかなあ、どうして今さらこんなに泣かされるんだろうと最初は不思議だったけど、たぶん三回目にして初めて、「宇宙戦艦ヤマトの実写化」という観点から少し距離を置いて見られたんだと思う。おかげでいかにしっかりと、地に足のついた人間ドラマが描かれているかわかった気がする。著名な原作を映画化した他の多くの作品と違って、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」がなぜ失敗作とならずに済んだのかも。
「宇宙戦艦ヤマト」の描く世界やSFとしての設定には、36年を経た今も観客を惹きつける充分な力がある。「人類の存亡を賭けて宇宙からの侵略者と戦う」SF作品というと、スケールばかりデカくて中身は浅くなりがちなものだが、ヤマトという物語を貫くテーマにも、そんな危惧など払拭するだけの熱さと普遍性がある筈だ。だからそこはイジらず、事情の許す限り忠実に再現することを心がければいい。あとは限られた上映時間の中で、どうしたら観客の共感を得られるような、説得力のあるドラマにまとめあげられるかだ…。いつの時点でかわからないが、そうした割り切りがあったことは確かだし、おそらくこの点に実写版ヤマトのオリジナリティーを求めたことで、エピソードの取捨選択で間違えたり、キャラの設定にこだわったりして台無しにすることなく、一つのドラマとしても観客の胸を打つ「熱い」作品に仕上がったんじゃないだろうか。
こうした謂わば「脇役に徹する」ことって、ハンパな覚悟じゃできないですよ。原作に対する深い理解と敬意が要求されるし、作る側がまずその価値を信じてブレなければ、ヤマト世代以外にも必ず通じる筈だという信念がないと。これは観客に対する敬意でもありますよね。「ロード・オブ・ザ・リング」も監督をはじめスタッフの多くが原作のファンで、「指輪物語」の世界を映像化する点にかけては秀逸だったのに、脚本がうすっぺらくてドラマとしては全然なってなかった。その重厚で深みのある内容を知る指輪ファンの一人として、どれだけ悔しい思いをしたことか。(>_<)
現に実写版ヤマトがこれだけ多くの人に受け入れられたところを見ると、きっとがっかりさせられたり、身構えていないと足許をすくわれることが多過ぎるために、冷やかな態度や疑り深い物言いをしているだけの話で、「できるものなら信じたい、熱くなりたい」という願いが心のどこかにあったということなんでしょう。もちろん誰の胸にもとは云わないし、みんな同じ意見や感じ方だったらかえって気持ち悪いけど(笑)。何かね…私自身ただ子どものナイーヴな心で見たからとか、物事を今より単純に見、素直に受け止められる時代だったからというだけじゃなく、ヤマトには時代を超えて息づく力があるんだと改めてその価値を信じさせて貰った気がする。それも監督及びスタッフ、出演者一同の姿勢が、実写版ヤマトの「希望は自らそれを信じ、行動することによってのみ生まれる」というテーマと、そのままリンクしているからじゃないかな?たとえ「となりの席にガチ泣きしているオバさん(←私のことじゃないよ)がいて引いたw」とツイートされようが、つつこうと思えばいくつかは難点の指摘できる脚本だろうが、そんなのどーでもいいじゃん!所詮細かいことだよ、と胸を張って云える。
あとね、いきなりトップスピードから展開するオープニングと、ダラダラ余韻を残そうとしない終わり方にゾクッときました。これにも「映画のラストとエンディング・クレジットの落差が…」というツイートがあったけど、私はベタな展開が大好物な人なので無問題(笑)。第一艦橋に入って来たときのちょっと襟を直す仕草だけで、これを予感させたキムタクの演技がたまらな〜い♪と、ついニヤケちゃったくらいです。^m^

次にカメラワークとアクション・シーンについて。
ここまで書くのにおそろしく苦労したので(苦笑)、あとはサクサク行きますね。
超ドアップでタメといて、引いたかと思った次の瞬間には宇宙空間での戦闘シーンに突入したり、逆にヤマトを引きで映しておいて、ダイナミックにズームインしながら第一艦橋内の古代進にピタッと焦点をあてるなど、メリハリの利いた臨場感溢れるカメラワークでした。3Dなんか要らんぜよ!って感じ(笑)。個人的に好きだったのは、どこの太陽か知らんけど、その光を受けて宇宙空間に白く浮き上がった惑星の赤道あたりを、影と化したヤマトがよぎっていく静かなシーン。…ん?これって別に、カメラワークとは関係ないか?(^^ゞ
アクション・シーンもね、スピード感と一瞬の静止の対比が素晴らしかった。見ていてワクワクしたよ!人間のアクションがちょっとアレだったけど…ああッ、アナライザーのことも云いたーい!!でもネタバレなしじゃ触れられなーい!(T_T) ちなみにアナライザーの声は、アニメと同じ緒方賢一さんが担当。これには泣いたわぁ。もちろんデスラー総統とスターシャ(?)もです。「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌った佐々木功さんも出ているよ。何を担当しているかは自分で気づいてね?私は云われるまでわかりませんでしたぁ〜。はっはっは♪

さあ、後は音楽について触れるだけです。
音楽を担当したのは「龍馬伝」でも腕を振るった(らしい)佐藤直紀さん。「龍馬伝」は初回しか見てないのでほとんど印象になかったんですが、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のサントラを聴いてると、改めて音楽が素晴らしい役割を果たしていたんだなぁと実感します。次々に展開するシーンのそれぞれで、緊迫感や感情を盛り上げ、尚且つ、それ以上のものを胸に響かせてくれました。オリジナル曲はあまりなかったようで、ほとんどがアニメで音楽を担当した宮川泰さんの曲のアレンジです。パンフレットを見るとやはり、自分の曲で勝負したいという葛藤があったらしいけど。いやでも、すごくいいアレンジだったよ〜♪肝心要のメロディラインは丁寧に扱ってくれたうえで、実写版の雰囲気に合うスムーズな繋ぎ方を心がけているように思えました。
ホントありがたいです。このシーンでこのスキャットは反則ぅ〜!(ノд<。)゜。…とか、嬉しさで身悶えすることが多々あったもん。懐かし過ぎてジタバタしまくった。この幸せもすべては、佐藤さんのようにスタッフ一人一人が、自分を抑えてくれたおかげですもんね。今後の活躍を期待してます!実写版ヤマトの経験が、皆さんのこれからの仕事の力となりますように!

はい、これでようやく終わりです。いや〜、ほんとに長かった…。(*´Д`)=з
何しろまとまらなくて、書いては削除、書いては削除を繰り返し、どんだけ体力を消耗したか知れない。最後まで読んで下さったあなたにもお礼を申し上げます。m(__)m
時間がかかったわりにやたら文章は長いわ、いっぱしの批評家気取りで理屈っぽいわ、言い訳がましい留保はつけまくるわの、お世辞にもいい記事とは言い難いものになってしまいましたが、今の自分にできる精一杯を尽くしたつもりです。…うん、精進する。ちっとも伝えられなくて、誰より自分が一番悔しいからね。
とにかくこの「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、見て損のない映画だと思います。私なんかもう一度、映画館のおっきなスクリーンで見たーい♪ヽ(*´∀`)ノ …くらい(笑)。さすがにそれは止めとくけど、今からDVDの発売が待ち遠しくって。あーあ、ホントにいいもん観たなぁー♪と、しみじみ実感中。
それではよいお年を!まだの人はぜひ、実写版ヤマトを観に行ってね。(^^)v

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